オーロラになれなかった人のために

スピッツ 草野正宗 長谷川智樹 CD ユニバーサルJ 2002/10/16 ￥1，500魔法
田舎の生活
ナイフ
海ねこ
涙

僕は冬が好きです。冷え性で寒いのは苦手なんですけど、それでも冬が好きです。特に理由は思いつきませんが、実家の方では冬は空気が澄んで、本当に星が良く見えて、冬は良い気がします。混雑する時期を過ぎると東大寺も何となくがらんとして、広い広い庭園を独り占めできます。一人で冬の寒空の下、三条通を散歩したり、その途中で映画でも見たり、奈良公園で鹿と戯れたり、春日大社の参道の途中にある茶屋で暖かいお茶を飲んだり、いつもの洋食屋さんでオムハヤシを食べたり。なんとなくお決まりのコースを、写真でも撮りながらのんびり散歩するのが大好きでした。
ただ、東京を散歩するのは、どこに行っても騒がしくてどこに行っても人が多くて、ちょっと疲れます。それでも何となく外に出たくなるのは、一人で家でじっとしてることで自分を追いつめている気がしてならないからです。
最近煙草を吸う自分に違和感を感じ始めています。両親や兄弟にはバレないように必死です。何だか後ろめたい。そこまでして吸いたいかというと、実はそうでもない。何でだろう。段々、歯車が狂ったような自己懐疑へ陥っています。最近、自分の全てが可笑しいです。

猫にでもなりたいよ。鹿でもいい。