近所の写真屋さん

2005年1月13日
ネガ2本と、2Lのリバーサルプリント10枚を出しました。急ぎですとお願いすると、なんと1時間半後には全て仕上がってました。

仕事の速さにかなり感動しました。しかもRPは手焼きです(ヨドバシの機械焼きと同じ値段)。なのでプリントも綺麗。

しかも

若干アンダーになってしまった写真が一枚あってそれが気になったらしく、自主的にポジのイメージから2段くらい補正して焼いたプリントをサービスしてくれました。タダで(笑)しかもやっぱりそっちの方が良かったです。

素晴らしい、これぞ商店街の味。

何回か前からもう顔と名前も覚えてくれてます。引換の半券を出さなくても、店に入れば「あぁこんにちわ」といったかんじで、いそいそとプリントを出してくれます。

段々とこの町に愛着を覚えつつある今日この頃でした。

ニュートン別冊を買いました。テーマは相対性理論と時空。物理学で一番好きな分野なので、表紙を見て思わず購入。内容もかなり平易に書いてくれていて、さらさらと読めるので楽しいです。
前々から気になっていた見えない"dark matter"についても割としっかり書かれていて、やはり興味深いです。「冷たい暗黒物質」と呼ばれる宇宙全体を満たす物質が存在することがわかっています。見えないとは、光(電磁波)で確認することが出来ないという意味です。その物質は今のところ実態を確認することが出来ず(質量のある物質を確認出来て居ない)重力干渉によってのみその存在を定義出来ている状態だそうです。「冷たい」というのは、「熱い」、つまり運動状態の激しい物質に対応した言葉です。冷たいとは言い換えれば宇宙的に見て小規模の空間領域に留まった状態で存在する何かしらの物質の状態を表現しているのです。熱い暗黒物質の一例として、ニュートリノなどが挙げられます。ニュートリノはつい最近小柴さんによって存在が確認された素粒子の一つで、宇宙の何処かで生まれ、その後超高速で宇宙を飛来しています。ある密度で宇宙全体を満たしていることは確かですが、この物質では現在の網目状の宇宙構成を説明出来ないとのこと(東大研究チームのシミレーションによる)。ちなみにニュートリノはちゃんと質量を持ちます。
そこで、暗黒物質の有力候補として超対称性物質が挙げられます。超対称性物質は、非常にエネルギーの高いあるいは質量の重い粒子で、スピン[粒子の自転に対応する]の量が通常粒子とは1/2異なる物質のこと。スピンのエネルギーが質量に変換された分、非常に質量が高いので、現在の粒子加速装置ではその遠心力に対応出来ず自在に生成することが不可能。ただ、ある実験でB0中間子の崩壊過程でこの超対称性物質が瞬間的に存在することの証明が期待されています。超対称性物質の中でも特に、光子(フォトン)の超対称物質である"フォティーノ"が有力とされています。今後の研究が期待されます。

ところで以前に相対性理論の原文の和訳を読んだ時も、その大筋の簡潔さには驚きました。あれほど厚みのある内容を、あれほどわかりやすい進行の論文で書けることに、ますますアインシュタインの天才っぷりが伺えます。

入○さんの授業は、簡単なことをわざわざ難しく言おうとするのが聞いていてよくわかります。残念ながらかなり不快です。本当に言葉が上手な人は、難しいことを簡単なことばで説明出来る人だと思います。聞き手読み手の読解力が足りないんだと反論されますが、包括的にその講義が成功したかどうかはやはり聞き手vs話し手の能力の折半です。あくまで教授の相手はタダの学生であって、彼の話す日本語をわざわざ吟味させるような真似は不必要なハズです。いかに多くのことを吸収させるかということに尽力してもらいたいものです。何故なら彼の授業はあくまで「歴史」の授業だからです。

その点では西○さんとか古○さんの授業は良いと思います。

数学の授業の場合はもしかしたら事情は異なるかもしれません。わざと少し難解に語ることで、その答えに至る思考の過程から得られるものが多いかもしれないからです。
上記のように、論文の場合は簡潔に書いてくれることを望みますが。

まぁそんなことを考えながら、堕落した今年度一年(特に後期)を振り返って、ため息をついています。
僕が堕落しているのは、他の誰のせいでも無く、自分の責任です。とにかく時間の使い方がへたくそです。
セッケイセイズでは、自分のやりたいこととやれることとやるべきことの三分の一も出来ていません。生き恥です。もっと、もっと普通に頑張るべきでした。

来年は頑張れそうな気がします。

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