詰まるところ。

2005年1月15日
愛が足りないのです。と思います。多分。
でもこんなこと言うのは贅沢かな(笑)

またアトリエから新しい仕事貰いました。内観パースです。今度はかなり巨大な住宅です。
図面は全て揃ってます。はっきり言ってこんなことは珍しいです(笑)年末に作った外観パースで与えられた図面は、dxfの平面と手書きの立面のみ、しかも立面も2面しかないっていう状態。どないせーっちゅーんですかって状態でしたが、何とか出来ました。

実際問題、一番欲しいのは各室の展開図もしくは出来る限り沢山の断面図です。(当たり前ですが平面と立面が揃っているのが前提で)
内観の様子をある程度つくりこまないと外観も陳腐な感じになってしまうのです。今回はほとんど展開図として転用出来るレベルの断面が揃っていて、これはもうアトリエの姉さんに感謝感謝するしかありません。あの方の図面を書くスピードは異常です。
次に欲しいのは仕様書かな。内観の場合はライティングとマテリアルの設定が作業の半分を占めるので、どこがどんな材質で出来ているか、照明器具や水栓器具、サッシの仕様などなど細かい作り込みを始めたときにぶつかる問題を解決するためには絶対必要です。電話やメールで聞くのが一番めんどくさい質問事項が全て記載されている"仕様書"。でもこれは設計図書の中ではかなり後半の資料になるので、大抵貰えません(笑)
施主さんに最後の確認をするためのCGを作るときなんかは、図面も全部揃っていて、仕様書も貰えたりします。楽です。

(でも、仕様書が貰えるくらい図面が進んでいるということは最終契約間近ということでもあるので、その決定打として使用するパースになるので、プレゼンする立場になる自分としては結構緊張感もあります)

あと、木造だったら構造の見上げとかもかなり便利かも。まずはフレームだけ作ってそれから壁とか天井とか差し込んで行けば、単なるパースだけではなく、業者向けの構造モデルも一緒にできあがります。そんなわけでバイト料増し増し?です(笑)

今回はまだ仕様書までは貰っていませんが、図面は揃っているのでほとんど問題ありません(図面中にちょくちょく詳細やら材質やらが記載されているからです。)今回は外観は模型があるので、どちらかというと内観の空間構成を施主に理解してもらう為に作るものですが、内観はちょっとレンダーに時間が掛かるので時間掛かるかもしれません。ちょうど土日は暇なのでさっさとモデリングとライティングこなしてやろうと思います。レンダリングはまとめて平日の昼間に家でパソコンに頑張って貰います。

っていうわけで3日で仕上げます。無理かな?

以前に階段のモデルCGを作ったことがあります。パーツ構成がかなり複雑で、実現するかどうかを打診するために作った業者向けのCGでしたが、絵的に割と出来が良かったので施主さんにも見せたところ、それを気に入って即契約が取れたということがありました。単なる内観パースと違って、いわゆる「見せ場」を抽出した絵で、手書きでは無くCGでやった意義があったと思います。(←もとが業者向けであったことは忘れている笑)
やっぱCGも使いどころだな〜と実感した一枚でした。

今回の内観パースもタダの内観パースでは無く、巧く"見せ場"を見せるCGにしたいです。住宅のような小規模建築の外観はなかなかそういう趣向で作ることが出来ませんが(早稲田の先生が大好きな全面ガラス張りとかだったら絵的にはいいんですが、あくまで"家"ですから笑)
今回は久々の内観です。腕の見せ所。

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