【北京=東一真】中国の大手自動車メーカー、上海汽車集団が、破たんした英自動車大手のMGローバーから、2車種の車体やエンジンの知的財産権を6700万ポンド(約132億円)で買い取っていたことが明らかになった。

 中国各紙が報じたもので、上海汽車は、早ければ来年末にもローバー車の生産・販売を始めるという。経営危機に陥ったMGローバーは昨年から、上海汽車の傘下に入る方向で提携交渉を続けてきたが、上海汽車が交渉を打ち切って、今年4月に破産した。
(読売新聞)

はぁ…ついにローバー終わったな…
中国産のローバー…ハッキリ言って、そんなのいらない(笑)

まぁそりゃ前から知ってたけどさ。やっぱこう現実になるとやっぱり気分は良くない。

こんなこと書くと偏見と言われるかもしれませんが、、、僕は常々感じているのですが、中国人のプロダクトに対する意識の低さみたいなのにはどうも感心しません。実際、ノート一つとっても相当品質は悪いし、例えば建築も、中国の超高層ビルのほとんどが海外の(特に日本の)大手ゼネコンの監理によるもの。彼らの技術では1階と最上階の誤差1センチと言われる精度を保てないからだそうです。
中国産の車がどれくらいのものかはもちろん知りませんが、やはり今のところ、彼らの製品には到底命を預けることなど出来ないのです。

ましてや、今回出てきたのはローバーという名門の車メーカー。
なんとも言えないですが、もやもやとした嫌悪感を感じずにはいられません。

って言っても、日本車のほとんどが組み立ては中国とかなんだけど。でも重要な部品とか、精度の必要なパーツは日本で作ってるみたいですね。部品を輸出して海外で組み立てて、また日本に向けて輸入するらしい。安さと品質の両方を保つ仕組みというわけですね。

ローバーは既に、ポピュラリティの高い製品の多くをBMW始めとした他社に売却してしまっているので、上海汽車はほぼオリジナルのローバーを開発することになると思われます。これは果たしてローバーか??

結果的に、色んなところにその遺伝子を残して、ローバーは空中分解したわけですね。ふわっと消えてしまった。

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